今回は、チンパンジーのルイ(♂)の近況についての話です。
ルイは、父親のガイと母親のマルタとの間に昨年生まれた個体です。
生まれて間もなく、昨年の猛暑によって、便の状態が崩れ、しばらく悩まされることもありました。
しかし、母親のマルタが、しっかり子育てを頑張ってくれたおかげで、今年の4月30日で1歳を迎えることができました。
成長したルイの最近の様子を紹介します。
生後10ヵ月、11ヵ月頃の写真です。
放飼場では、マルタから少し離れ、1頭で散策する時間が多くなりました。
自ら地面に生えている草や枝、石をオモチャにして遊んだり、四足で走り回ったりする様子が見られる様になりました。
こちらは生後1歳の写真です。
色々なことに興味があるようで、アンナがアリ塚型の給餌器で枝を使用し、ジュースを舐め取る様子を観察したり、親以外の個体に少しちょっかいを出して反応を見たりと新たな行動も出てきました。
また、今まではアスレチックの上部にはマルタに抱っこしてもらい、上がっていましたが、自力で登ることが出来るようになりました。
生まれたばかりの頃は、母親に大切に抱かれ、観覧側から観察し難いことが多かったのですが、
最近は1頭でよく動き回っているので、以前より観察し易くなったと思います。
是非、チンパンジー展示場にお越し下さい。
チンパンジー担当