「2回目の冬」

飼育員

豊橋にも雪が降る季節になりましたね。
インドから来た「ドローナ」「チャンパカ」「バヴァーニ」にとってはのんほいパークに来て2回目の冬となりました。

豊橋の冬は風が強く、風が肌にあたって温度計での温度よりも体感はとても寒く感じると思います。
そんな寒い冬を乗り越えてもらうためにも、日頃からゾウたちに「ボディーコンディションスコア」というものをつけています。

ボディーコンディションスコアとは動物の脂肪の蓄積具合を数値化して示したもので、動物の栄養状態を把握することができ、体型の指標となるものです。

やせているかな?太っているかな?といった基準を、体の部位ごとに確認してチェックを行っていき、体型の評価をしています。

普段は、体の部位8項目を9段階で数値化しています。そして、その体型や体調にあわせてご飯の量も調節して健康を維持しています。

そうした体調管理のかいがあってか、豊橋ではあまり降ることがない雪の日でも元気な姿を見せてくれていました。

「チャンパカ」

 

 

「バヴァーニ」

 

 

「ドローナ」

といっても、体がぬれてしまってゾウたちにとっても寒いので、お部屋を温めて準備ができたら、お部屋に入れるようにしました。

(雪の日など、寒い日には体調管理のため普段と違う展示を行う場合がありますのでご了承ください)

こちらは、3頭が豊橋にきてからすぐの写真

(右からドローナ、バヴァーニ、チャンパカです)

比べてみると、変化が感じられるかと思います。
とくに、自分個人としてはドローナが、男の子のがっしりとした力強い顔つき、体つきになったのではないかと思います。

これからの成長も楽しみです。

ドローナ、バヴァーニ、チャンパカ、豊橋の寒い冬に少しは慣れたかな。
成長していくゾウたちをこれかも温かく見守っていただければ幸いです。