皆さんこんにちは!
新人飼育員です。動物園の飼育員になり1年と半年が経ちました。
動物園に就職するまでは、よく来園者として動物園に足を運び、ガイドを聞いたり、餌やりをしたり、イベントに参加することが楽しみでした。就職してからは動物と関わる中で、動物の表情や行動の変化を見ることが楽しみになり日々仕事をしています。
皆さんにもそれぞれの動物たちの息吹までも感じ、楽しんでもらえるようなきっかけづくりになればと思います。
皆さんは動物園に様々な目的で訪れたことがあると思います。遠足で、家族と、恋人とデート、などなど・・・
動物園の回り方にはいろんな種類があります。
せっかくの休日に来たのだから全部の動物を見たい!あるいはガイドを聞きたい。動物のご飯を食べているところを見たい。動物と触れ合いたい。遊園地も植物園も見たい!など。
貴重な時間を割いて来たのだからあれも見たいこれも見たいと思うかもしれません。
しかし、動物の行動、表情はリアルタイムで変化します。テレビやSNSでみる迫力がある場面だけではありません。季節によって見た目ががらりと変わる動物もいます。
その時に偶然出会える姿、行動も楽しんでもらいたいなと思います。
そして持っている知識を当たり前だと思わずに動物を見てみてください。例えば「シマウマ」。縞模様のウマだからシマウマ。それは当たり前のことです。その「当たり前」は一度捨てて「なんで白と黒なんだろう」「どんな役割があるのか」という視点をぜひもって楽しんでもらいたいと思います。「キリン」は首が長いことが当たり前です。「首が2mもあっても血圧は大丈夫なのかな」などと少しの疑問から今までとは違った目線で動物を見ることができるのではないでしょうか?
大人になると常識や持っている知識が多くなります。そんなものは一度捨ててしまって、たまには童心に返ろう!ではありませんか( ^^)
ぜひいろんな動物園の回り方を試してみてください。
ふれあい広場担当