春の兆し

飼育員

段々と気温が高くなってきており、春を感じられるようになってきました。

春になるとピンク色に色付くものといえば…

サクラですよね。

ということで、園内のサクラ(ソメイヨシノ)の様子を見てきました。

 

(2025.3.5現在)

 

まだ蕾の状態でした…。

 

しかし、園内で春にピンク色に色付くのはサクラだけではありません。

それは

 

コフラミンゴです。

 

 

「フラミンゴって元々ピンク色じゃないの?」って思った方もいると思います。

コフラミンゴは、5月下旬頃からの繁殖期に向けて、今の時期からより一層体色が濃くなるのです。

 

(10月撮影)

(3月撮影)

 

また、3月下旬頃からは複数羽で集まって行進や頭を左右に振る旗振り行動が見られるようになります。集団行動のようにまとまって同じ行動をしている様子が見られます。

本格的に繁殖期に入る頃は、できるだけ放飼場で作業を減らすため、その前に産卵や営巣しやすい環境を整えます。コフラミンゴは盛った土の上に産卵するため、いくつか先に山状に土を盛っておいたり、その周りの土を耕したりなど産卵を促す準備をしておきます。

 

 

昨年は過去最高記録となる3羽が産まれ育ちましたが、

今年はどうなるのか楽しみです。

 

季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期ですので、皆様も体調管理には十分お気をつけください。