暦の上で

飼育員

暦の上で、春の訪れを表す「立春」を過ぎても例年ない大寒波。豊橋の冬は、乾燥した北西風が吹くと体感温度は、(風速1メートルで1度下がる)身を刺す様な寒さになります。

ありがたいことに遠方である北海道からもクッキー目当てで来て下さる方々もいて。北海道も驚きの寒さと聞いています。

実のところクッキー32歳は、国内3番目となる高齢のホッキョクグマとなります。(平均寿命20~25歳)

 

お昼寝後の起きたばかりのクッキー

 

北極圏に生息しているホッキョクグマは、皆さん寒さに強いと思っていますがクッキーはかなり高齢なこともあり、寒いのは苦手で、冬のプールに入水を拒む時があります。

寒さ対策として、寝室と展示場を出入り自由にしてあります。プールに入った後、濡れた体を乾かすためにドライヤー代わりに寝室にエアコンをつけています。

 

寝室に入ろうとするクッキー

 

夜間には、寝室の温度安定の為に電気ストーブ使用で暖めて過ごしています。

そして今年の冬もクッキーは、ごはんも良く食べのんびり過ごしてくれています。

ごはんの時間にプールに入らない時や、寝室にいて姿が見られない時もありますが、気まぐれで自由なクッキーを末永く見守ってください。

 

寝室でまったりするクッキー

                              ホッキョクグマ担当