今回のブログではケヅメリクガメ2頭の冬のすごしかたについてお話しようと思います。
ケヅメリクガメは、アフリカの乾燥したサバンナに生息する大型のリクガメです。暖かいところに生息しているため、寒いのはとっても苦手です。
冬になり気温が下がると、食欲が落ち、腸内の動きが悪くなって糞が出なくなったり、いつもより動きが鈍くなります。
そのため、冬の間、カメたちは暖かい部屋の中で一日を過ごします。
ちなみに、ケヅメリクガメは冬眠しない種類のカメです!
メスのカメコはもぐもぐひろば内にお部屋があります!
こちらです!
部屋の中にはヒーターが2つ設置してあり、とても暖かいです。
また、すき間風が入っていた天井とドアにはビニールを貼り、防寒対策はしっかり出来ました!
天井から太陽光が降り注ぎ、かなりぽかぽかしています。
冬の間は、両側についている窓からカメコの様子をそ~っとのぞいてみて下さい!
オスのリクは当園に来園して初めての冬を迎えます。
普段リクが過ごしているのは風通しがとてもよい部屋だったので、寒さ対策として冬を迎える前にハウスを作りました。
こちらです!
天井はビニールが貼ってあり昼間は日光が入るように作られています。
中にはヒーターを2つ設置して、温度湿度ともにばっちりなリクの部屋からは植物園のにおいがします。
部屋の中はこんな感じ。
カメたちは、午前中の日の暖かいうちに一度外に出して、日光浴をします。
甲羅を健康に成長させるために、紫外線は必須です。紫外線が不足すると、骨折しやすくなったり、骨や甲羅が変形するなどの病気に罹りやすくなります。
カメは体全体が甲羅で覆われているため、日光浴はとても重要になります!
気温が低い日はなかなか部屋から出てこず、こんなふうに餌で誘導することもあります。
キャベツで誘導されるリク。可愛い。
一番日が当たる場所がリクの定位置です。ぬくぬく。
来園された際はぜひ、もぐもぐひろばでカメたちの様子を観察してみて下さい。
ケヅメリクガメ担当