パルマワラビーのおはなし

旧飼育ブログ

みなさんはワラビーってどんな動物か知っていますか?

そもそもワラビーって聞いたことがありますか?

ワラビーってなんの仲間でしょう?

 

 

 

のんほいパークにいるパルマワラビーについて簡単におはなししたいと思います!

 

ワラビーはワラビーでも、のんほいパークにいるのはパルマワラビーという動物です。

 

パルマワラビーは有袋目カンガルー科に属します。

カンガルーの仲間でオーストラリアの東部、ニュージーランドの一部の地域にのみ生息をしています。

ワラビーだけでも約30以上もの種類がいると言われていますが、パルマワラビーはその中で野生での個体数がかなり少ないそうです。

カンガルーの仲間なので、メスのお腹には赤ちゃんを育てるための袋(育児囊 いくじのう)があります。

 

よくパルマワラビー舎の前でお客様に「カンガルーの赤ちゃん!」と言われているところを見かけますが、パルマワラビーは体長が50センチ程、体重も3〜5キロ程とかなり小さい動物なんです。なので子どもに見えるかもしれませんが、のんほいパークで現在飼育している5頭は全て大人のパルマワラビーです。

 

 

 

せっかくなので5頭の紹介をします!

 

ミミカ(メス 現在8歳)

 
フラペチーノ(オス 現在4歳)

 
ミカオ(オス 現在3歳)

 

 

たらこ(メス 現在2歳)

 

 

あさり(メス 現在2歳)

 

 

パルマワラビーは野生では昼間は藪や、草木の中に潜んでおり、夜になると活動すると言われており、かなり静かに生活をするようです。(私も野生のパルマワラビーを見たことがないので必ずとは限りませんよ。)

またビビりや、神経質とも言われています。

確かに変化に敏感だったり、臆病に感じることもあります。

 

ですが飼育している5頭の中でも神経質加減はかなりばらつきがあり、たらこはちょっとやそっとのことでは大して驚きません。(わたしはこれにかなりびっくり)

私が掃除しているとわざわざ寄ってきて興味深そうにしてることもあります。

 


(何してるの〜といったかんじです)

 

土日にはパルマワラビー舎の横を1日中園内バスが走り、休園日には真横で作業車がガタガタしていることも。

でも特に気にする様子もなく大型車両には慣れているようです。

 

神経質だと言われている動物を驚かさないように、過保護に飼うことはとっても動物のためのようにも聞こえますが、動物園という場所で生活をしなくてはいけない彼らにとって日々訪れる音や物や人、環境や状況には慣れたほうが楽なこともあります。

もちろんだからといって必要以上に怖がらせることや危険なことを強要させることとは違います。

でも少しでも彼らが安心し快適に生活を送ることができるように環境を整え、よりよい暮らしを目指しています。(これはわたしたちの仕事です)

なのでもちろん神経質なのはわかっているけど、あんまり過保護にしないようにしています。少しずつですけどね。。

 

 

なんだか小難しい話になってしまいましたが、

パルマワラビーのこともなんとなーくわかってもらえたでしょうか?

 

パルマワラビーはオーストラリア園の中でも一種だけ離れたところで飼育をしており、昼間じっと寝ていることも多いのでかなり目立ちにくいかもしれません。

でもよくみるとなんてかわいい顔!と思うくらい可愛いんです。

クリクリの目にバサバサまつ毛なんです!

 

 

ほら、だんだん見てみたいな、って気持ちになってきたでしょ?

 

パルマワラビーを見ることができる動物園は全国でも十数園です。

のんほいパークがお近くの方、近くないけど来たことがない方、

いやもう遠くても来たことがあっても、ぜひ一度のんほいパークにきてください。

パルマワラビーを見に来てくださいぜひとも!!お待ちしておりますヨ。

 

 

パルマワラビー担当より