1年間でアース、シルクの搬入から、オトの獣舎移動があり、トラのマリンも獣舎リューアルのため、一時ライオン舎に来てくれました。
様々な経験をさせていただき1年間で学ぶことばかりでした。
新しい施設は完成しても、飼育していくうちに改善が必要な箇所を発見するため、飼育員が手直しします。
様々な改善をしましたが、特に大変だったのが、このやぐらです。
真夏に一日中、炎天下で作業したこと…
体が熱って、何日間か尾を引きました。
ライオン達もやぐらの下に入り暑さを凌いだり、上に乘って遊んだりと楽しそうなので疲れも吹き飛びました。
話は変わり、
1年間ライオンをみてきたので、3頭のことを簡単にご紹介します。
オト
21歳となり、かなりの高齢になりました。
獣舎を移動した後もすぐに環境に慣れてくれて、経験豊富で余裕を感じました。
日頃は若い2頭を見守っている様子で、のんびりと過ごしてくれています。
アース
安佐動物公園から来てくれましたが、初めての場所に戸惑い、搬入直後はほとんど動くこともありませんでした。
当初は警戒心がとにかく強いイメージでした。しかし、今では自信がついてきたのか、擬岩の高い位置から周りを見下ろし、堂々とした佇まいに変わってきました。
シルク
桐生が岡動物園から来てくれました。
とにかくやんちゃです。
動く物への反応が尋常ではありません。
しかし、姉御肌なところもありました。
アースと初めて同じ空間に入れた際、警戒心の強いアースを気遣いながら、シルクからそっと近づきお腹を見せていました。仲良くしたいとアピールする素振りがあり、アースの緊張をほぐしてくれたと思います。
こんなライオン達を今後ともよろしくお願いします。