休園日、お客さんのいない園内は静かで心なしか動物たちもノンビリしているような気がします。でも、飼育員も一緒にノンビリとはしていられません。
人間と同じように動物たちも毎日エサを食べるしウンチやオシッコもします。
だから飼育員もいつもと同じように掃除をし、エサを作ります。
それから、あちこち修理したりペンキを塗ったり、看板を作ったり・・・。
トラックに山のようにエサの乾草が積まれてくるので、全員で協力し各獣舎へ運び込んだりもします。午後は動物たちにちょっと早く部屋に帰ってもらい、放飼場の草刈りや木の剪定、モート(動物と来園者とを隔てる掘のこと)の掃除を行う時もあります。
動物の移動も休園日に行います。先日もニホンザルたちの新しい獣舎への引っ越しを行いました。作業によっては開園日より忙しいなんてことも多くあります。
もちろん毎回こんなにやることがあるわけではありません。お客さんに気がねすることなくじっくり動物の観察をしたり、集まって会議をしたりする日だってあります。
週に一回の休園日この日だからできること、この日じゃなきゃできないこと、いろいろあるんです。
そんな休園日の次の日、動物園に来たら園内がちょっとキレイになっていたり、さりげなく看板が新しいものにかわっていたり、もしかしたら動物が移動していたりするかもしれません。ちょっとした変化を探しに遊びに来てみませんか?