チンパンジーブログ②

飼育員

7月20日よりスタートした新たなエンリッチメント施設を設置するためのクラウドファンディングに多くのご支援をいただきまして、ありがとうございます。チンパンジーたちが幸せに暮らせるよう引き続き、皆様にご賛同いただけると幸いです。ご協力お願い致します。

▼クラウドファンディングの詳細はこちらをご覧ください。

https://readyfor.jp/projects/nonhoi2021

 

今回は、のんほいパークのチンパンジーたちの紹介ということで、ガイを紹介したいと思います。

 

ガイは、1984年3月11日生まれで、スイスのバーゼル動物園から1992年2月6日に当園に来園しました。現在、37歳の雄のチンパンジーです。

 

こちらがガイです。

見た目の特徴は、他の個体と比較すると顔の口周りの皮膚が薄橙色の部分が多いのが特徴です。前回紹介したチンタがボスなので、ガイは次期リーダーといったところでしょうか。また、現在3歳になった雄のルイの父親でもあります。ルイは成長に従って、やんちゃな性格になり、他個体には割とちょっかいを出す場面もありますが、父親のガイに対して、そのような素振りはほとんどありません。父親としての威厳もあるようです。

 

こちらは、ルイの母親のマルタを含めた仲睦まじい家族での一枚です。

時には、雌に対して毛づくろいをするグルーミング行動を行う優しい一面も持っています。そして、当園のチンパンジーの中では身体能力が一番高く、放飼場のモート(堀)やアスレチックの上り下りのスピードが速いです。寝室内でも側面や天井の檻を身軽に飛び移ることができます。また、口からの水鉄砲も得意で、職員にいたずらをすることもあります。室内展示の場合は、お客さんにガラス越しに水鉄砲をすることもしばしば.....。

 

ガイの展示は、月・水・金は放飼場展示、それ以外は室内展示を行っています。顔の特徴で見分けがつきやすいと思うので、是非探してみて下さい。