のんほいパークといえばマンドリル!

獣医師

のんほいパークには国内最大級のマンドリル舎があることをご存じですか?皆さんがよくご覧になっている展示場3室の他、寝室8室などを備えています。

ここでは現在、オスが5頭、メスが1頭暮らしています。マンドリルの特徴といえば、赤と青の派手な顔とお尻ですね。この姿は大人のオスにしかみられない特徴です。オス4頭が一緒に過ごしている展示場を見ると、その違いがよくわかると思います。一番若い3歳のツヨシはまだ黒っぽい顔色ですが、12歳の大五郎は鮮やかな赤色の鼻筋と、その両脇に青色の頬が盛り上がり、綺麗な色合いをしています。このような鮮やかな色は、森の中で認識するのに役立っていると考えられています。

 

マンドリルはサルの中で最大といわれるほど大きな群れを作って暮らしていますが、近年では生息域の減少や密猟によって、近い将来、絶滅の危険が高いとも言われており、国際的に保護が必要な動物となっています。

そこで、国内のマンドリルの数を減らさないために、全国の動物園と協力しながら、繁殖による飼育展示の維持などに取り組んでいます。その調整役を担っているのが、実はのんほいパークなんです。のんほいパークといえば、まさにマンドリルですね。

お尻や向けたり毛づくろいをして仲間同士でコミュニケーションをとってみたり、頬袋にエサをパンパンに詰め込んでみたり、穏やかでとっても愛嬌のあるマンドリル。のんほいパークに来たら、ぜひ魅力的なマンドリルたちをご覧ください。