こんにちは。動植物園長の高見です。
すっかり冬になりました。
最近、気温も下がってきましたし、日が暮れるのも早くなりました。
閉園時間の頃には、園内がかなり暗くなっています。
少し前から、ゲートを入ったところに「推しは、お先に！」という案内を掲げています。
何のこと？と思われる方も多いのではないでしょうか。
豊橋総合動植物公園・のんほいパークに、「今日はゾウを見よう」とか、「恐竜の化石が楽しみ」といったように、目的を持って来園される方が少なくないようです。毎日の生活の中で見られないもの、できないことを体験するために、ここに来ていただけることを、とてもうれしく思います。
そんな目的をもってご来園いただく方に、お願いがあります。来園されたら、真っ先に目的を達成してください。特に、目的が動物の場合には。
「とっておき」は最後に楽しむという方もおられることと思います。
今日はトラを楽しみにして来たから、トラには最後に会いに行こう・・・といったことは、よくあることだと思います。しかし、入園したら真っ先にトラに会いに行ってください。
ゲートには、このような案内を掲げています。
私たちは、動物の体調を考えながら飼育するよう心掛けています。調子が悪そうな動物や、幼い動物、歳をとった動物は、早めの時間に寝室に入れることもあります。これからの季節は寒くなりますので、早く寝室に入れることも多くなります。最近では高齢の動物も増えているため、なおさらです。
最後にとっておいたはずが、見られなかったということにならないよう、真っ先に目的に向かってください。
高齢の動物も多くなっています。
というわけで、「推し」は「お先に」楽しんでいただくようお願いします。
ご来園いただく皆様に、ご不便、ご迷惑をおかけする場合があることを、大変申し訳なく思います。
動物たちの健康のため、ご理解いただけるとありがたく思います。