もうすぐ「○○の日」!

飼育員

アフリカ園担当です。

早速ですが、みなさんは1年のうち、どの日が記念日ですか?

誕生日だったり、結婚記念日だったり…

人それぞれ大切な日があると思います。

 

そんな中、アフリカ園担当として重要な日が存在します。

 

 

 

 

6月21日です。

 

 

 

 

この日は「世界キリンの日」だからなんです!!!

 

1年のうち「1番昼の長い日」に「1番首のながいキリン」のことを考えてもらおうとキリン保全財団が制定した日です。

 

動物園ではおなじみの動物でおそらく「キリン」を知らない人はいないと思います。

多くの動物園で飼育されていて、人気者の動物です。

 

ですが、実は野生のキリンは「絶滅危惧種」になっているんです!!!

 

皆さん知っていましたか?

 

1985年には15万頭ほどいたとされていましたが、2015年には10万頭ほどにまで減ってしまいました。

 

IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにも2016年に、LC(低危険種)からVU(危急種)にひきあげられています。(キリンは4種8~9亜種が知られていますが、総合的に見ての評価です。1亜種ずつでみるとさらに深刻な種もいます)

 

なぜ生息数を減らしているのか…

 

  • 密猟

皮や尾を使った装飾品。

骨髄が病気に効果があるという迷信。

 

  • 生息地の分断や減少

人口増加によって農地に変えられる。

群れの入れ替わりがなくなることによる遺伝的多様性の消失。

木材の確保。

 

  • 病気や事故

家畜からの感染。

保護区外で車にひかれる。

 

これらの原因は私たち人間の活動が多く関係しています…

 

どうしたら解決できるでしょうか?

どうしたらキリンを守れるでしょうか?

 

「世界キリンの日」を通して皆さんが少しでも考えていただけたらなと思います。