ライオンの屠体給餌（とたいきゅうじ）

豊橋総合動植物公園・のんほいパークでは東三河地域の山間部で駆除されたシカを殺菌処理し、安全な屠（餌）としてライオンに与えています。環境エンリッチメントの取り組みの一つとして、これまでは室内で給餌していましたが、今後は来園者に自然に近い採食の様子をご覧いただくとともに、この地域で起こっている獣害問題や駆除されたシカの命を無駄にしない取組みを知っていただく機会として、定期的に放飼場での屠体給餌を開催しています。

開催日時

毎週日曜日　午前11時30分から

※雨天決行
※今後、日時の変更がある場合、HP等でお知らせいたします。

場所

豊橋総合動植物公園内 ライオン舎放飼場

内容

屠体給餌に関する解説を行った後、ライオンに屠体を与えます。

注意事項

ライオンの体調等により変更や中止となる場合があります。

用語解説

環境エンリッチメントとは？

動物の福祉と健康を向上させる観点から、動物園などの飼育環境を野生動物の生息環境にできるだけ近づけるように工夫し、動物の「豊かな暮らし」を実現する手段。具体的には餌の種類や与え方の工夫、植栽による環境改善など。群れを作る習性のある動物を群れで飼育したり、知能の高い動物を退屈させないために遊具を与えたりする方法などがあります。

屠体とは？

動物の死体。解体処理施設で血抜き後に感染性の高い頭部と内臓を除去し、低温殺菌処理と冷凍処理（ダニなどの寄生虫の除去）を行ったものを使用します。